世界バレー女子日本対セルビア

相手はここまで全勝、すべてストレート勝ちのセルビア
苦戦が予想されましたが、どうだったでしょうか

日本3(15-25 25-23 25-23 25-23)1セルビア

日本のスタメンは黒後、古賀、荒木、奥村、長岡、田代
黒後、古賀、長岡という攻撃的布陣でこの試合に臨んだ日本
1セット目、レシーブが乱れレフトの黒後、古賀が相手ブロックに捕まります
やはり工夫のない攻撃では高い壁には通用しない
早い段階で黒後選手は石井選手に代えられてしまいますが、ほとんどいいところなく一方的に1セットを失います

石井選手が黒後選手に代わって2セット目が始まります
しかし、このセットから日本のブロックが機能しだします
サーブで徹底して相手の1番の選手を狙うことでセッターへの返球を乱し、ブロックで仕留める、ワンタッチを拾うと
相手スパイカーはミスをし始めます
また、小さい日本に止められることでムキになって逆に打ち落とすようなスパイクを打ち始めます
日本にとってはブロックの上から冷静に打たれることが嫌だったと思うのですが、相手がムキになりブロッカーと勝負してくれたり
ブロックを避けてコースへ強いスパイクを打ってくれたことで対処がしやすかったのではと
また、2枚エースの一人は今日はお休みだったのでわかりませんが、全体的にあまり小技は得意ではないのかなと

ただ、この日の日本もレフト攻撃がほとんど通じず苦戦します
早い段階でレフトが捕まったことで、田代選手は普通に高いトスを上げていては捕まると思ったのか
トスが若干低かったり短かったりと合っているようには思えませんでしたが、その窮地をライトの長岡選手が救ってくれました
苦しい場面、彼女の経験が生きたという感じがします
またこの日はスパイクレシーブを拾いまくり、特にリベロの井上選手は強打、軟打と相手のスパイクを尽く拾いました
獲ったセットは全て25-23というスコアでしたが、この日は日本の勝負強さが光ったと思います

セルビアはすでに3次リーグに進出が決まっており、勝敗も上に持ち越さないため
この日の試合に何が何でも勝ちに来ているという感じではなく、エース1枚は温存し、試合の途中からも
レギュラーを何枚か外すという采配をしましたので、日本がセルビアを単純に上回ったとは言えませんが
それはそれ、日本が3-1で勝利し、3次ラウンド進出に近づきました

さて、2次リーグ最終戦はブラジル
日本は1セットでもとれば3次進出となりますが、難しいのはスタメン
1セットでも落とせばリーグ敗退のブラジルは1セット目からガチで挑んでくると思われます
真剣になったブラジルというのは、サッカーでもそうですがバレーでもかなり「ヤバイ」人達
そのブラジルを迎え撃つスタメンを中田監督はどう考えるのか
今日の試合はセルビアの出方次第ではありましたが、負けが許された試合でもあり、思い切ったスタメンにすることができました
今日と同じような形で行くのか、ただしそれで崩れた場合、特に長岡選手にマークが集まって封じられた場合の対処は難しい
相手に勢いを渡すようなことは避けたい思惑もあると思います
新鍋選手で行くのか、長岡選手で行くのか、もし自分だったら・・・・かなり悩んで決められない(笑)
明日のスタメン、中田監督の決断に注目していただければと思います

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です