中学生のバレーボール戦術②

監督・コーチさんによって違いが出るのがブロックに関する考え方です
ブロックを重視する人としない人では選手の選考も変わってきます
ブロックを重視する人は、まずある程度背の高い子をコートに入れますが、ブロック枚数に拘らなければ守備力の高い小さい選手を入れる場合もあります。あくまで自分の考えですが、ブロック重視の人は男子的バレーを好み、ブロック枚数を減らす人は女子的(守備をベースとした)な傾向があると思います。

私はどちらかと言えばというより男子的戦術で、153~154ぐらいの子でもほぼほぼブロックさせております
その理由は、フェイント専門を置き、後ろの守備を3枚守らせたところで、必ずフェイントや軟打が拾える保証もなく
またブロック枚数が減ることで、後ろの3枚が確実に拾えるわけでないと考えるからです
ただ、ブロック自体で点を取れるとはあまり考えていなくて、チームのシステムの中の一部分と考えております
逆にブロックを跳べるような高さのある子でもさせないで守らせているチームも存在します
そういったチームのコンセプトははっきりしておりますよね
中途半端な強打や軟打攻撃には強さを発揮し、確実に失点しないことをそのままチームの強さとしていかすことができます
ただし、そういった場合逆にブロックを跳ぶ2枚の選手には細かな約束事が求められると同時に
守備での消耗が激しいため、それが攻撃時に負担になることもあります
また能力の高い相手スパイカーと対峙した場合は、十分な形でブロックができないと、高い攻撃力の直撃を受けてしまいます
そうなった場合は何人で守ろうと捕れないものは捕れません

チームの戦術として見ているのでどちらがいいとか悪いとかいうものではありません
その時々のチーム状況で違う場合もありますし、チーム(監督)によっては代は変われど同じような
システムにしている場合もありますので、そういった違いを見ていくのも面白いですよ

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