チーム構成を考える②

前々回の続きになります
自分が中高生のチームを見させてもらうようになって数えてみましたら
自分が主にセッターに抜擢した子は8人でした
最初からセッターをやっていた子や、自分(監督さんが決めた場合もあるので)がそういう判断をしなかった子は除いていますので
割合で言うと見てきたセッターの半分ぐらいになると思います

何をもってセッターにするかというのは、もちろん場合によりけりなのですが
中学生の場合はのんびり鍛えている時間があまりないので、早い段階で「あなたセッターね」と
言う事にしています
同世代に目ぼしい子が居ない場合にもちろんなるのですが、その子の全体的能力を見て
パスしか取り柄がなさそうという子だと(失礼かもしれませんが)言いやすい
その際重視するのは、ボールがあまり回らないこと
ボールを飛ばすことができるとか、判断基準は色々あると思うのですが、私はそこは重視しません
というのも、ハンドリングが優れていれば、どんな子でもそのうちある程度は飛ぶようになります
とある監督さんと話をした時にセッターは一番運動能力が高い子にさせればいいとおっしゃっていましたが
面白いもので運動能力=パス力とはなりません
動きがカクカクしているようないかにも不器用そうな子が、ハンドリングは驚くほど柔らかいというケースもよくあるのです
セッターには高い守備力が求められると言われますし、もちろん異論はないのですが
私が選ぶような子はどちらかというと、レシーブもお世辞にも上手と言えないような場合がほとんど
物は言いようなのですが下半身、上半身の連動が上手くいかないためか逆にハンドリングの良さが際立つ面もあるような気がします
実際、県大会に進んだチームのセッターに最初は監督や保護者からもあの子にセッターやらせるの?とよく言われました
引退しましたが狩野選手や木村沙織選手なんかはパス力も一流でしたが、たまたまバレーを中学生になって
選ぶような子に全ての能力で水準以上を満たす・・・・そんな子はいません(笑)

長くなりましたのでまたの機会に

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