上手くいかない時は

バレーを教えていれば、というよりスポーツを教えて勝ち負けを競う場合
結果が出ない時が長いスパンで必ずあります
想定ではもっと強くなっているはずなのに・・・とか
そういう時は、「君たちはもっとできるはずだ」とか言ってしまいがちなのです
まぁ実際言ってしまったりするのですが、指導者が陥りがちなのが生徒に結果を求めてしまうこと
当たり前だと思われるかもしれませんが、「例えばスパイクを何で決められないんだ」、「なんでコースに打てないんだ」と

指導者に従順な子供達だとそういう言葉にストレートに反応してしまい、コースに打つことばかり考えてしまって
スパイクとはコースに打つものだとしか考えなくなってしまいます
結果、強い踏み込み、高いジャンプなどの大事な要素が後回しに、とにかく腕の振りなどの小手先の技術に走るようになり
コースに打てたはいいが威力のないスパイクで点を取るという目的からさらに遠ざかってしまうという悪循環に
陥ってしまうということがあります

そういう時は、原点に戻るのが一番の近道
コース云々の前にしっかりボールを捉えるという原点に戻れば、結果としてコースに打てるようになっていたり
人間の身体というのは不思議なもので、ボールへの当たりが悪いと指先や手のひら、腕の振りに原因があるのではと
考えてしまいがちですが、問題の根本は膝の使い方だったり身体の軸であったり、そこに意識を向けさせると
知らないうちに正しい身体の使い方ができている場合もあります

目の前の結果はもちろん重要、ですが結果が出ないのは正しい事がおざなりにされているから
それは指導者自身もという思考を常に持つこと
新年度、また新しい出会いがやってきます

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