回路がつながらない

教えているチームが勝つというのはとても嬉しい事ですが、それはあくまで結果の話
結果が良いからといって、私の指導なりがそれに活かされているかはまた別の話
一番嬉しいのはできなかったことが、子供達ができるようになる瞬間が見れることでしょうか

試合の中で状況に応じて動くことができない
例えば、ブロックをとてもできそうにないのに飛んでしまったり、入る確率が低いにも関わらず
スパイクを強打してネットにかけるのを連発したり
なぜそういうことをするのか聞けば、ブロックをしなければいけないからですと答えが返ってくるのですが
今ブロックが必要な状況?と聞くとそうではないと答えが返ってくる
それ強打するようなボールなの?と聞くと返すことを優先しなければいけないですと
目の前の状況に追われると、自分で主体的に考えて動くことができず行動として優先されるのが
相手がスパイクを打とうとしたらブロックをしなければいけない、トスが上がったらとにかく全力で打たなければいけない
というバレーボールでは当たり前とされている行動様式(当たり前と教えてはいないつもりなんですが)
上手な選手は逆にそれを逆手にとったプレーをするのですけどね

要するに色々なプレーそのものを切り取ったことは教えてもらっていても、いざ実践する時に
何をどのような基準で行わなければいけないかというのが自分では全く判断できていない
指導者の力不足なのですが、そういった状況判断がしっかりできるようにするには何が必要なのか
練習の中で知らないうちにそれが身についているというのが一番理想なんですけど
これが今一番難しいと感じております
かって試合の中で味方のカバーなど全くできなかった子が、試合の中で必要な動きを誰に言われるまでもなく
スムーズに動けるようになった瞬間を見たことがあります
彼女の「回路がつながった」と感じた瞬間でした
それ以降、チームは劇的に変わりました
時間をかければ解決することであっても、今は圧倒的に時間が足りません
指導する人間も進化をしなければ意味もないと感じる週末でした

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