東京五輪 女子 日本対韓国

ご覧になった方も多いのではないでしょうか
怪我から復帰した古賀選手の奮闘虚しく、2-3で手痛い敗戦を喫しました

私なりに勝負を分けた点を二つ上げたいと思います
一つは3セット目の22-22の場面
キムヨンギョン選手にフェイントを決められたのですが、何度も何度も
籾井選手の前にフェイントを落とされた中でのことでした

フェイントに対応する時によくあることなのですが、ケアをしているつもりでも
いざ落とされると間に合わないということがあります
そのため、ああいった場面では落とされる前にポジショニングを大袈裟ともいえる
くらいにとっておかなければなりませんし、経験のある選手なら多分そうしていたと思います
なのであの場面、経験の少ない籾井選手にベンチから指示がだせなかったのかは疑問が残ります
結局アナリストなどがいくら分析しようが、肝心な場面でそれが活かせなければ意味がありません
あの1点を失ったことで、セットを失ってしまいフルセットに持ち込まれることになってしまいます

そして、もう一点は誰もが感じた最後の場面、石川選手へのトスの選択です
石川選手はよくやっていますので、彼女を責める気は毛頭ありません
あの場面、解説をした真鍋前監督ですら石川、石川と連呼しておりましたが
しかしベンチが良しとする戦略と、勝つための最善を尽くす戦略は時として異なる事があります
あの場面、ここまで戦ってきたことを踏まえると石川選手なのかもしれませんが
それは「情」なんです

今までの日本の戦い方から、韓国はもう石川選手しかないと2枚しっかりと準備しておりました
ブロックが動かせないと石川選手の良さであるスイングの早さを活かした攻撃の威力は半減します
果たしてそんな中で、彼女に打たせ続け結果として敗因を背負わすような戦略が良かったのでしょうか
まだまだ思うことはあるのですが、とにかく次のドミニカ戦は同じ失敗を繰り返さないで欲しいと思います

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