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全日本代表男子チームの戦術①

世の中WC一色ですね
かくいう私も日本の試合に限らず、強豪チームの試合を楽しんでおります
そのせいか、中学生の試合もひと段落していることもあり更新も滞っております
さて、ネーションズリーグの予選リーグが終了し、男女とも決勝リーグには進めませんでした
男子チームは6勝9敗と負け越しましたが、下馬評を覆し健闘したのではと評価しているのですが皆さんはいかがでしょうか

今回男子チームの戦い方を見て、今後のメンバーがどういう基準で選ばれていくのかを私なりに解説したいと思います
さて、今シーズンのチーム始動時に記事を書いたのですが、その際はかなりネガティブな記事になっておりました
なぜかというと、メンバーのサイズが小さいことが気になっていたのでこういう記事になったのですが、戦い方を見ていくうちに全日本男子の戦略上、こういうメンバーに落ち着くことに納得させられていました
日本チームのコンセプトは高さよりも速さ、その速さも高さを犠牲にする速さというよりも、相手に高さを出させないための速さ
Aパスがしっかり返った時の攻撃、速さを優先するのであればミドルを使う、あるいはレフトへ平行トスというのが普通考えられると思うのですが、レフトへの平行トスというのはあまり見られなかった気がします
それよりも、BパスやCパスの時に福澤選手や柳田選手にハイセットではなく時間の短いトスをセッターが供給していたのが目につきました
トスがあがってからの時間が短いというのは、サイドアッタカーにとっては十分な助走をとれないため高さもパワーも軽減してしまうのですが、逆にそれは相手ブロッカーにも同様です
ヨーロッパの強豪国は高さの劣る日本相手ではリードブロックを使って来る機会が多いため、セッターがボールに触ってからの時間が短ければ短いほどブロックの高さは出にくくなります
高さ、パワーでどうしても負けてしまう日本が用意ドンの勝負をすれば強豪国に勝てない、用意ドンではなく常に動きの先を行くことで高さという用件での勝負からスピード勝負に持ち込め、その部分なら互角以上に戦える?そう考えての戦術ではないかと私は思いました(勝手な妄想かもしれませんが)

そういった勝負に持ち込むためにキーとなるのがミドルとサイド、特にパイプ攻撃ですが長くなったのでまたいつか書きます

第65回東海総合体育大会バレーボール競技

6月16日~17日に愛知県で第65回東海高等学校総合体育大会バレーボール競技が行われました

女子
準々決勝
岡崎学園(愛知1位)2-0三島南(静岡3位) 富士見(静岡2位)2-0津商(三重1位)
三重(三重2位)2-0島田商(静岡1位) 誠信(愛知2位)2-0岐阜第一(岐阜1位)

準決勝
岡崎学園2-0富士見 三重2-0誠信

決勝
岡崎学園2-0三重

男子
準々決勝
愛工大名電(愛知1位)2-0皇學館(三重2位) 聖隷(静岡1位)2-0岐阜工(岐阜2位)
星城(愛知2位)2-0松阪工(三重1位) 県岐阜商(岐阜1位)2-0豊橋中央(愛知3位)

準決勝
愛工大名電2-0聖隷 星城2-1県岐阜商

決勝
星城2-1愛工大名電

女子は岡崎学園の圧勝でした

第48回三重県中学生バレーボール選手権

6月16日~17日で第48回三重県中学生バレーボール選手権大会が行われました

女子
優勝 神戸 準優勝 松阪東部 3位 白山 久居西
ベスト8 玉城 久保 二見 嬉野

男子
優勝 松阪東部 準優勝 千代崎 3位 久居東 みさとの丘
ベスト8 豊里 久保 大安 朝明

女子のシードチームは神戸以外は初戦負けとなりました
中体連は混戦の様相ですね

女子ネーションズリーグ①

今年から始まった女子ネーションズリーグの1次ラウンド、日本は10位となり大会を終了しました
1次ラウンドの結果、1次ラウンドの上位5チームと中国が参加する決勝ラウンドには参加することができません

順位
1位アメリカ 13勝2敗 2位セルビア12勝3敗 3位ブラジル12勝3敗 4位オランダ12勝3敗 
5位トルコ11勝4敗 6位イタリア10勝5敗 7位ロシア8勝7敗 8位ポーランド8勝7敗
9位中国7勝8敗 10位日本7勝8敗 11位ドイツ5勝10敗 12位韓国5勝10敗 
13位ベルギー4勝11敗 14位ドミニカ共和国3勝12敗 15位タイ2勝13敗 16位アルゼンチン1勝14敗

日本チームの戦いですが、勝利したのはベルギー、ドイツ、イタリア、アルゼンチン、韓国、タイ、ドミニカ共和国
日本より順位が上のチームに勝てたのは6位のイタリアのみで、結果からも上位国とかなりの差があることは否めません

東京オリンピックを2年後に控え、開催国のため予選も免除であることからチーム作りには少し余裕があるのは事実ですが、開催国であるため、オリンピックでは結果が求められるのも事実
ただ、チームの骨格が定まっているとはとても言えない状況で、その最たるものが、セッターです

バレーにおいては必ずと言っていいほどラリー中にボールに触るセッターの役割が高いと言えると思います
どのチームでもまずはここを固定してチームを安定化させると考える指導者が多いと考えます
セッターそれぞれに個性もあり、そこが代わるとチームの戦い方もがらりと変わるため、力があるセッターが複数いるチームは有利であるのは事実でありますが、それとは別にチームの戦い方を考えればおのずと一人のセッターに固定されていくのが通常と言えます
しかし、ネーションズリーグ、最初の試合と最後の試合こそ富永選手がスタメンでしたが、田代選手と入れ替わるのが常でありました
絶対的な存在としてのセッターを未だ見つける事ができていないという事実は決して明るいことではないと言えると思います

静岡県中学校バレーボール選手権大会

6月9日に東レ体育館で県中学校6人制バレーボール選手権大会が行われました

女子
優勝 西遠 準優勝 東益津 3位大井川 御前崎
ベスト8 伊東南 富士南 岳洋 金谷

西遠が東海新人優勝の大井川を倒して選手権4連覇です
予想通りといいますか夏に向けて西遠が調子を上げて来ていますね
上位チームの勝ち上がり方などを見ますと、どうやら今回の上位チームで中体連は争われることになると思われます

男子
優勝 袋井 準優勝 湖東 3位富士宮四 天竜
ベスト8 長泉北 籠上 庄内 御殿場南

袋井が東海新人優勝の実力を発揮いたしました
中体連では平成23年から浜松・湖西勢が7年連続優勝しており、中体連でも袋井との激闘が予想されます