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2019ネーションズリーグ女子結果

予選ラウンドが終了、日本チームは7勝8敗の9位で上位5チームと中国チームで
行われるファイナルラウンドには進めませんでした
日本より上位の8チームに対して勝利できたのはトルコのみで、それ以外は全て敗れております
ご存知の通り、日本は開催国のため五輪の予選は免除されているのですが、だからといって
この大会の結果が勝敗を度外視しての結果だったわけではありません
荒木選手以外は今いるメンバーを組み合わせて、可能な限り勝利を目指して戦ったとは思いますが
前にも書きましたが、絶対的なエースが君臨するチームには効果的な対策を打ち出すこともできず
無抵抗に敗れ去ったという事が言えると思います

もちろんここで結果を出せればそれはそれでいい事なのですが、見ていた人達を落胆させているのは
結果以上に日本チームが何を柱にして戦うのかが見えてこないという現実
ある試合は誰誰が活躍した、というのがあってもそれが次の試合では選手が攻守に精彩を欠いてしまう
色々な選手が試合に出ましたが、本当にチームに不可欠と言えるような活躍を示した
選手がいたかというと、私には誰一人そのレベルに到達してないのではと思わざるを得ませんでした

もちろん選手達は必死に頑張っていたと思いますが、チームとしてどう戦うのかが未だに見えてこない
そもそも論として、パワー、高さで劣る日本の個々が頑張ったところで勝てるわけがないというのは
今まで散々見せつけられてきたはずなのですが、悲しいかなベンチが勝つための方策を
考えているようには思えませんでした
状況状況でサーブをどこどこへ打てとか、あのアタッカーはこのコースが得意だとかを伝えることが
勝つための唯一の方策だと思っているとしたら、五輪でのメダルなんて絶対に無理だと断言できます

今のメンバーで急激に何かが劇的に変わるということはないと思います
もし変わることがあるとしたら、男子が西田選手の加入で停滞したムードが変わったように新戦力の台頭です
ただ、国内にそのような人材は見当たりませんし、海外にはいないことはないかもですが、まぁそれは
今のところはないでしょうし、現実的ではありません(中田監督のままでは絶対ないでしょう)

さて女子は8月にアジア選手権が行われます
そして今年は9月にワールドカップがありますが、五輪出場権とは全く関係ないため
単なる調整の場として考える国も出てくるでしょう
そして日本チームはどういうスタンスでこの大会に臨むのか
今回の大会のように勝敗プラス育成もというのはもう通らないとは思いますが、さてどうなることやら
いずれにしても、中田監督に期待した人が多かったはずですので、そろそろその成果を見せて
もらいたいと考えている人は多いのではないでしょうか

2019ネーションズリーグ女子日本ラウンド

東京での3連戦が終了しました
日本はブラジルに敗れましたが、その後セルビア、タイには連勝して通算7勝5敗の6位と
決勝ラウンド進出圏内に踏みとどまっております

しかし、内容的には東京五輪でメダルを狙うという内容にはほど遠い
序盤のメンバーを若手主体にしたアメリカには完敗しましたし
エースを出してきた中国には一蹴されました
日本より高くて絶対的なエースを要する国々には打開策を見いだせないままといった内容です

来週は韓国ラウンドで予選リーグは終了します

2019 ネーションズリーグ女子 ロシア、ドイツ戦

日本3(25-22 23-25 25-18 26-24)1ロシア

この日のスタメンは新鍋、佐藤、石井、長内、岩坂、芥川、小幡
初スタメンの芥川選手が攻撃だけでなくブロックにも大活躍
やはり日本の攻撃のカギを握るのはミドルプレーヤーだということが如実にわかる試合でした
セットカウントは3-1でしたが、両チームの力の差は大きかったというのが率直な感想です

ロシアチームのエースは185センチのクリロ選手
ロシアというのは、従来が複雑なコンビなどで勝ってきたチームではなく
スミルノーワ、アルタモノアなどの大エースがいて、あとは職人のような選手があくまで
個々の技術をみせることで勝ってきたチームなので、クリロ選手は悪くはありませんが
ロシアチームの大黒柱としてはいささか物足りない気がしました

昨年の世界バレーにいた選手はいなかったということで若返りと中継では言っておりましたが
オリンピックには多分何名かは元に戻すのではという気がします

日本3(25-23 25-19 25-17)0ドイツ

スタメンは鍋谷、佐藤、石井、黒後、芥川、渡邊、山岸
鍋谷、黒後、山岸選手が前日と入れ替わってスタメンでした
ドイツチームのミスも多かったですが、センター陣を中心に相手に的を絞らせない攻撃が
できている時の日本は大崩れしません
特に終盤にエースの打ち合いのような試合になると、日本には分が悪いのですが
トルコラウンドでは誰かに負担が偏ることがないいい状態で試合運びができていると感じました
宮下選手をセッターで見たかったのですが、佐藤選手でいい状態でチームが回転しているので
監督もセッターを変えづらいのかもしれません

2019ネーションズリーグ女子 日本対トルコ

日本3(25-23 25-22 25-14)0トルコ

1次ラウンドを3連勝した(しかもオランダ、セルビアに勝利)トルコ相手でしたが
1セット目の1-8からの劣勢を逆転した勢いのままに勝利しました
日本はこれでトータル2勝2敗となりました
注目された宮下選手ですが、1セット目にサーブで登場しただけに終わりました

この試合、序盤の劣勢時に黒後選手のスパイクがチームを救ったと思います
また、トルコの攻撃陣がトスが少し離れた場合のコースが非常に読みやすいため
日本のレシーブ陣に悉く拾われ、また決まらないため打ち付けてはブロックの餌食になるという事を
繰り返しておりました
チームの得点王は20点の黒後選手でした
今回のトルコラウンドはBS-TBSで生中継しておりますので、興味のある方はご覧ください