2020春高結果

2020年春の高校バレーが終了しました
男子の優勝は京都代表の東山、女子は大分代表の東九州龍谷になりました
結果についてはすぐに知っていたのですが、映像を見ていなかったため記事も遅れてしまいました

さてさて、女子についてですが準決勝が共に素晴らしい試合で
高校バレー女子の面白みが詰まった試合といっても過言ではありませんでした
代表レベルだと、個人能力の凄さで試合が決まってしまうことも多いのですが
東龍、共栄などそれぞれの特色を活かしたチームが勝ち進んだことは高校バレーの
醍醐味と言えるのではないでしょうか

まず東龍と金蘭会の試合についてですが、速さ対オープンバレーというわかりやすい戦いになりました
東龍より圧倒的な高さを擁した金蘭会でしたが、攻撃がほぼサイドから
しかも高いトスだけなので、ブロックに弱みのある東龍をあまり困らせることはできなかったように思います
高いトスに対してはチビッコのブロックでも時間があるので、ある程度の高さは出せるのと
ミドルもトスが上がってから移動すれば良いだけなので、精神的にも疲弊することがなかったように思えます
もし、金蘭会が対東龍だけを考え戦術を練っていたのなら、宮部選手や西川選手をセンターオープンで
打たせることもできたように思いますし、過去のチームならそういう攻めもできたように思います
ただ、今回のチームはただ高いだけというチームでしかなかった
選手間の連携もあまりなく、個々の能力だけで勝負しているだけでは全国を勝つことはできなかったという印象です

一方東龍、自分達のスタイルを最後まで貫き通したことが勝因です
当たり前のことかもしれませんが、小さい子達が速いトスを5セット通して打ち続けることは
並大抵ではありません
最終セットになっても、疲れの見えた金蘭会の子達に比べると、東龍の子達はこのセットで決めるという
気持ちがあふれたプレーをしているように見えましたし、室岡選手もパフォーマンスは落ちませんでした
優勝するんだという気持ちでも、金蘭を圧倒していたように思えました

もう一方の試合、どちらに転んでもという試合になりました
5セット目、共栄に何回かチャンスが転がり込みそうになりましたが、焦ってしまったのか
それを悉く不意にする場面が見られてしまいました
メリーサ選手も、最終セットはさすがに決定力も落ちていたため、戦い方次第では決勝に行けたのでは?
共栄の選手は悔しい思いをしていると思います
共栄のバレーはかっての全日本男子を思わせる変幻自在のバレーを見せてくれます
ポジションに選手を当てはめるのではなく、コートに居る選手でローテ毎に違った攻撃を見せてくれる
共栄が決勝に来た方が東龍は嫌だったように思えますが如何でしょうか

決勝戦、快進撃を続けてきた古川でしたが、お釣りが残っていなかったように思えます
ただ、強豪校を次々と撃破しての準優勝は立派の一言だと思います
そして、東龍についてですが、優勝は厳しいのではと思っていました
というのも、やはり160センチ台の選手が半分以上占めるチームでは最終的に力負けするのではと
見ておりましたが、本当に凄いの一言です
身長に恵まれないチームでも、戦い方次第では強くなることができるという希望を与える勝利になったのは間違いないです

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