中学生のバレーボール戦術(女子)①

昨年ですが東海大会を見ていて気がついた事がありました
純粋なレフトエースのチームが少ないと
東海ではありませんが金蘭会のような層が厚く攻め手がたくさんあるチームは別として、各チームのエースと呼ばれる子は
だいたい2人でしょうか
どこから攻撃していたかというと主にセンターでした
ただ、単純にセンターから高いトスを打つという子もいれば、セッターの後ろ側に回って打ったりと色々工夫されておりました
それを見てレベルの高いチーム(県大会で上位にくるチーム)はもはやレフトエースではないんだと思っていましたが
全中を見た時はレフトエースのチームもあって古い人間の私は少し安心?したのを覚えております

レフトエースといえばどういったイメージかというと肩が強く、2段トスをしっかり打てる
ジャンプ力があって身長は大きくなくてもできる、そんなイメージをもたれる方も多いのではないでしょうか
ただ、現在統計をとったわけではありませんが、そこそこのチームでエースがどこにいるかというと
あまりレフトにいないような気がします
昔からバレーは女子にとっては人気があり特に中学生の部活動においては、運動能力が高い子達がたくさん入って来ていた事は
疑いのない事実であったと思います
しかし、現在私の実感ですがどちらかというと運動能力が高い子達が入って来ていないんじゃないかと思っています
中にはどうしてバレーやるんだろうと思う子すら(ボールを投げるとよけるとか、最低限のルール知ってて来たのかしら?
と思う子もいたり)
もちろん中学校からバレーを始めて県や地域の選抜候補に選ばれたりという子がいなかったわけではありませんが
それは私があまりにも幸運だっただけのような気がします(小学校からやってても選ばれるのすら大変なのに・・・)

話を戻しますが、センターエースの便利なのは全てのプレーに中心として関わるというところ
チームの得点源でもあるし、同時にまた守備(ブロック)でもほぼほぼプレーに関与します
例えば自チームがサーブを打った場合、レフトの場合だと相手がレフトから攻撃した場合には関わらないことも多いです
しかし、センターであればブロックをしに行くので相手の攻撃への脅威にもなります
そういう点からみると、センターエースというのは、とにかく強い個人の力を最大限利用するという点が特徴になります
逆に言えば、個人の力を目一杯引き出されるため消耗も激しいというのが弱点にもなり、諸刃の剣という側面もあります
相手チームの両サイドにエースがいて、セッターがトスを振り分けてあげられるとブロックで右往左往させられ全く攻撃に関与できない
できたとしても、十分に踏み込めず普段の力を全く発揮させてもらえないというケースも見る事ができます

全国大会に出てくるチームでも、部員が一桁のチームは数多く見受けられました
少ない部員で、チームの勝ちパターンを考えた時、数少ない才能や高さを含めた能力に頼ろうとしたらセンターエースになるという
結論はむしろ自然なことなのかもしれません
バレーの戦術については思う所や実践例がたくさんありますので、未熟ですが折に触れ語っていきたいと思いますので
またよかったら見てやってください

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