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2019W杯女子ロシア戦

ネーションズリーグ(NL)では快勝したロシア相手でしたが

日本2(11-25 25-23 27-25 19-25 7-15)3ロシア

NLとは大幅にメンバーも変わっていましたね
ゴンチャロワもNLにはいませんでしかたら、あの時のロシアとは別物
そんなロシアに良いところもなく1セットを失いました
しかし、その後は石川選手の活躍にも助けられ2セットを連取しましたが
逆に2セット取り返されロシアに逆転負けを喫しました
また、昨日の記事で書いた不安が現実となり、古賀選手が早々に替えられました

昨日はバックアタックを中心に得点を重ねましたが、バックアタックは野球で言うところの
走り打ちができるため、助走時にそれほど踏ん張らなくても打ててしまうことがあります
しかし、前衛時でのスパイクはそういうわけにいかず、踏み込みにかなりの脚部への負担がかかってしまいます
昨日、前衛時ではあまり切れの良いスパイクを打てないでいたため懸念していたのですが
早目に変えられてしまったところを見ると、原因が疲労なのか膝なのか腰なのかわかりませんけど
あまり体調が思わしくないのではと思われます

戦い方については、いつものようにあと一歩のところで敗れてしまいました
でも、実際のところロシア選手の表情などを見ていると相手からセット差以上の余裕を感じたというか
4セット、5セットの劣勢時も打つ手がピンチサーバーのみと
やってる選手を助ける采配を、納得する采配をして結果を残して欲しいと思います

2019W杯女子ドミニカ戦

日本3(25-12 25-11 24-26 25-14)1ドミニカ

黒後選手が怪我ということで出遅れているため、古賀・石井選手の両レフトへの
負担が懸念されますが、まずは初戦を勝利いたしました
試合を見た感じだと、石井選手にこれから頼る回数が多くなりそうです
新戦力として期待される選手の中ではリベロの山岸選手はなかなかいい活躍をしていたと思います
また、石川選手がサーブで交代していましたが、ボールが変わったことで
変化が今までよりも少ないため鍋谷選手よりもパワー系の石川選手が選択されたのかもしれません

3セット目、15-14の局面で2枚替え(宮下・長内)が行われましたが
今までこういった積極的な交代はなかったように思います
また、宮下選手のコンディションは悪くないようですが、サイド、特にレフトに回すトスの
コンビが合っていなかったです
早く貰いたいアタッカーと失敗が怖い宮下選手の息があっていないように思えました

この日唯一落としたセットは終盤で佐藤選手のトスが乱れました
サイドに偏るのは毎度のことでありますが、レフトへ上げるトスが近かったりという場面が
何度もあり、こういうミスをしていれば勝ちを逃がすことになります
古賀選手、バックアタックには存在感がありましたが、前衛時、特に二段トスの
決定力は試合を通してかなり低かったです
試合が続いて行けば疲れも出てきて今以上に決まらなくなることもありそうです
黒後選手がいつ戻るのかわかりませんけど、最後はサイドで息切れということにならないよう
セッターのトス回しに工夫が求められると思います

2019ネーションズリーグ男子結果

男子のネーションズリーグが終了しました
結果は女子と同じで7勝8敗で、10位という結果です
順位だけを見れば物足りないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが
私としてはよく頑張ったなぁという印象が強いです

最終戦もそうでしたが、ほとんどの試合で日本は平均身長で10センチ以上高い相手と戦わなければなりません
そのためには、平面の戦いではもちろん頑張らないといけない(レシーブやコート上の動き)のですが
鍵を握るのは高さでそれほど劣っていないミドルのプレーヤーの活躍
ミドルが対等以上で相手ミドルと戦う事が出来れば、全体的な高さの不利を覆すことができるのではないか
今大会を通じて小野寺選手の活躍に光明が見えだしてきたように感じました

2019ネーションズリーグ女子結果

予選ラウンドが終了、日本チームは7勝8敗の9位で上位5チームと中国チームで
行われるファイナルラウンドには進めませんでした
日本より上位の8チームに対して勝利できたのはトルコのみで、それ以外は全て敗れております
ご存知の通り、日本は開催国のため五輪の予選は免除されているのですが、だからといって
この大会の結果が勝敗を度外視しての結果だったわけではありません
荒木選手以外は今いるメンバーを組み合わせて、可能な限り勝利を目指して戦ったとは思いますが
前にも書きましたが、絶対的なエースが君臨するチームには効果的な対策を打ち出すこともできず
無抵抗に敗れ去ったという事が言えると思います

もちろんここで結果を出せればそれはそれでいい事なのですが、見ていた人達を落胆させているのは
結果以上に日本チームが何を柱にして戦うのかが見えてこないという現実
ある試合は誰誰が活躍した、というのがあってもそれが次の試合では選手が攻守に精彩を欠いてしまう
色々な選手が試合に出ましたが、本当にチームに不可欠と言えるような活躍を示した
選手がいたかというと、私には誰一人そのレベルに到達してないのではと思わざるを得ませんでした

もちろん選手達は必死に頑張っていたと思いますが、チームとしてどう戦うのかが未だに見えてこない
そもそも論として、パワー、高さで劣る日本の個々が頑張ったところで勝てるわけがないというのは
今まで散々見せつけられてきたはずなのですが、悲しいかなベンチが勝つための方策を
考えているようには思えませんでした
状況状況でサーブをどこどこへ打てとか、あのアタッカーはこのコースが得意だとかを伝えることが
勝つための唯一の方策だと思っているとしたら、五輪でのメダルなんて絶対に無理だと断言できます

今のメンバーで急激に何かが劇的に変わるということはないと思います
もし変わることがあるとしたら、男子が西田選手の加入で停滞したムードが変わったように新戦力の台頭です
ただ、国内にそのような人材は見当たりませんし、海外にはいないことはないかもですが、まぁそれは
今のところはないでしょうし、現実的ではありません(中田監督のままでは絶対ないでしょう)

さて女子は8月にアジア選手権が行われます
そして今年は9月にワールドカップがありますが、五輪出場権とは全く関係ないため
単なる調整の場として考える国も出てくるでしょう
そして日本チームはどういうスタンスでこの大会に臨むのか
今回の大会のように勝敗プラス育成もというのはもう通らないとは思いますが、さてどうなることやら
いずれにしても、中田監督に期待した人が多かったはずですので、そろそろその成果を見せて
もらいたいと考えている人は多いのではないでしょうか