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オリンピック代表決定

少し前になりますが、男女とも五輪代表選手が発表されました
男子については、福澤選手が代表に残るかどうかというのが、私自身の一番興味がある部分でしたが
結果としては選考から漏れてしまいました

たしかに、若手選手の台頭などの事情もありますし、能力が若干落ちてきているというのは
否めなかったようにも思えましたが、メダル争いに本気でチャレンジするなら
彼は一番必要な駒であると思っていたので、東京五輪では次の五輪への布石へと舵を切った
と見なしても良いかと思います

誤算があったのは、西田選手の怪我であると思うのですが、調子が全く上がらないエースの
復活抜きで勝負できるほど世界は甘くない、ということを監督もブランコーチも感じていると思うので
この選考は仕方ないかなという気がしています

一方女子については、長岡選手が代表入りするかどうかを誰もが気にしていたことかと思います
結果としては選ばれませんでしたが、これは致し方ないと誰もが思っているかと
情報が即時に知られてしまう現代では、直前の試合に出ていない選手がアスリート全ての夢とも
言える五輪という舞台に立つてしまう・・・ということは不可能に近いです
中田監督もなんとか彼女をその舞台に立たせたかったのでしょうけど

代表発表時の監督記者会見も色々物議を醸したかもしれません
男子の中垣内監督ははっきり言って、外部向けのコメントが苦手
聴き取った相手が何を感じるかという感受性が皆無なので、しゃべらない方がいいと毎回思います
彼自身の感じていることを表現しても、それが聴く方には全く違う意味に聞こえてしまうことが多く(推測ですが)
正直ガッカリすることが多く、最近は見たり聞きたいと全く思わなくなりました
選手の時は本当に凄い選手だったのですけどね

聴いた方がどう感じるのか?という意味で今回は中田監督の会見に対して疑問を抱いた方も多かったのではないでしょうか
指導者あるあるでイマイチぱっとしない選手に対して、「お前のチームなんだ」「エースはお前なんだ」
ということはよくあることです

しかし、彼女が率いているのは代表チームです
発言を聴いて目にするのは、選手、関係者だけではありません
常日頃、選手達と沢山コミュニケーションは取れているとおっしゃられるのであるなら
わざわざ外部に向けてまで言う必要があるのか
どうも、発想が「我慢が美徳」の昭和のままだと感じてしまうのは私だけなんでしょうか

21ネーションズリーグを見て

BS-TBSで毎日試合やってます
見てる人あまりいないかもしれませんが
ところで、男子も女子もドリブル(ダブルコンタクト)の判定、クソ甘い気がします

今回の大会は、東京の前哨戦的な意味合いがあるのですが
日本チームにとっては五輪があろうがなかろうが、東京でメダル・・・というような
感じがないので、ある意味気が楽なのではないでしょうか

もちろんメダル目指してませんと言うはずもありません
ですが、長い間見ている人ならわかると思いますが、まだまだそんなレベルではございません
もし五輪があるなら、パリ五輪が楽しみになるような試合をして欲しいと思っています
特に男子は若手で楽しみな選手がたくさん出てきました
リベロの小川選手なんて、今までにないリベロが出てきたと思っています
ぜひ、男子の試合をまだ見ていない人は注目して見て欲しいと思います

2019W杯男子ロシア戦

日本3(25‐22 21-25 25‐22 25-16)1ロシア

ロシア戦、長い歴史のワールドカップで初勝利だそうです
この日の勝利の立役者は西田選手だったと思います
石川選手が体調面では万全ではないような感じでしたが、2枚看板の強みでしょうか
この日の勝利を決定づけたのは3セット目、苦しい展開の中で西田選手が最後立て続けに
スパイクを決め、日本の勝利を引き寄せました

今までの日本チームは一人のエースに頼るという事が多かったです
今の監督である中垣内、サウスポーの山本、そして清水と
そのエースが捕まってしまうと、チームは勢いをなくすという事が多かったのですが
今の日本チームは一人が良くなくても、それをカバーできるような戦い方ができるようになっています

ロシアがベストメンバーだったとはとても思えませんが、弱いチームとも思えませんでした
こういったチームから勝ちをもぎ取ったということは日本チームの成長を示していると思います

2019W杯男子

男子のW杯も始まりました
ただいま、4戦を終えて2勝2敗、イタリアに勝ちましたが
アメリカ、ポーランドには敗れての2勝2敗という結果です

1戦目のイタリア戦で3-0で快勝した時には近年の低迷ぶりからは
見違える戦い方に注目を集めた男子代表でしたが、昨日のアメリカ戦も
また違った注目を集める試合になったと思います

アメリカ戦のスタメンは、清水、藤井、山内、高橋、久原、柳田、リベロ山本
リベロを除けば、イタリア戦の第1セットスタメンは山内だけという状況
そして石川を投入することなく試合を終えることになりました

色々な取り方ができると思います
自分が試合を直接見に行っていたら、石川も西田も見れなくて残念とは思うでしょうけど
そういうこととは別に考えると、チームの意思がしっかりしているのは感じます

今までの日本チームならば、大黒柱で人気面でも貢献している石川選手を外すことはできなかったと思います
しかし、外したということは何を意味するかと言うと、この大会に懸ける本気度
もちろん、もしこの後のアルゼンチン戦でいいところもなく負ければ批判されることななると思いますが
それを覚悟の上で采配しているとしたら、なかなか立派な監督さんだということになります
いずれにしてもこの大会で日本チームにとっては大きな意味を持つ試合になったことは確かだと思います

2019ネーションズリーグ男子結果

男子のネーションズリーグが終了しました
結果は女子と同じで7勝8敗で、10位という結果です
順位だけを見れば物足りないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが
私としてはよく頑張ったなぁという印象が強いです

最終戦もそうでしたが、ほとんどの試合で日本は平均身長で10センチ以上高い相手と戦わなければなりません
そのためには、平面の戦いではもちろん頑張らないといけない(レシーブやコート上の動き)のですが
鍵を握るのは高さでそれほど劣っていないミドルのプレーヤーの活躍
ミドルが対等以上で相手ミドルと戦う事が出来れば、全体的な高さの不利を覆すことができるのではないか
今大会を通じて小野寺選手の活躍に光明が見えだしてきたように感じました