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2021春高

春の高校バレーが無事に行われました
今年は東京代表校が早々姿を消す波乱?の大会となりましたが
優勝はその東京第一代表の文京学院を撃破した岡山の就実になりました

就実の強さはやはり長身選手の上手さということに尽きると思います
他を圧倒する高さを擁しているわけではありませんが、中心選手の高さという点では
他チームからは抜きんでていました
深澤姉妹、周田選手とコート内で一番大きな選手達が攻守の中心として機能していればそれは強いです
高さというのは時に弱点となってしまうことがあります
大きさゆえの動きの緩慢さだったり、ディフェンスの拙さであったりと
相手チームに長身選手が入ればその選手にボールを処理させたりという戦略を取ることも多いのですが
就実にはその戦略は全く通用しませんし、質の高いプレーを3人が終始見せてくれました

と書きましたが、彼女たちが昔からずっと上手だったわけではありませんし、成長するような指導を続けた
就実中・高の指導者の方々の努力が花開いたというべきでしょう

その他では昨年優勝の東龍ですが、ベスト4は上出来だと思います
昨年のレギュラーが多く残りましたが、ミドルで睨みを利かせた荒木選手の穴はやはり大きいですし
小さな選手だけではやはりバレーは勝てません
同じく昨年準優勝の古川学園ですが、メリーサさんは昨年よりも進化していたように思いますが
いかんせん、1枚だけではやはり厳しいです

最後に静岡代表の富士見について
県内では無双していても、全国に行くとやはり小さなチームは厳しい
試合もあまりスピード感がなく、コンビも合わず大きなトスばかりになっていたように思います
新チームにはまた頑張って欲しいと思います

遅ればせながら

便利な世の中、春高の予選を他県の試合でも見れる時代になりました
全中で見た子達がどんな風に成長したのかも見れる場合もありますが
そこまで至っておりませんし、多分無理かと(笑)
というわけで、せめて静岡だけでもと予選を見たのですが試合内容から言えることはたくさんありました
が、言いません(笑)

しかし、ただ一つだけ言えるとしたら、決勝が5セットマッチで行われる以上、体力的に富士見を
上回って勝つことは他の学校では至難のことだと思います
なので、別の所で上回るように考えなくては絶対に勝てないと思います
今まで勝てなかったチームが、選手が替わっても同じようなバレーをやっていては
相手の失策以外では勝つことはできないということです

そのくらい他校との根本的な差を感じた決勝でした
と、何はともあれ、決勝を戦った両校の皆様お疲れ様でした
富士見は春高、ぜひぜひ頑張っていただきたいと思います

大会が終わりました

高校生の各地区大会が終了しました
各地区ベスト8のみが来週の県大会に進めるため、3分の1以上の子供達が引退したということになります
元々、春高予選まで競技を続ける3年生は強豪校を除けばごく少数ですので
この大会が、普通に部活を頑張る子供達の卒業試合ということになると思います

今回の試合では、保護者の観戦ですら制限されており、私も関わった子供達の最後の試合を見届ける事はできませんでした
もちろん制限については、致し方ないと思います(色々意見はあると思いますが)
ただ、今まで育てて来た親御さん達の気持ちを考えると、言葉がありません

ところで中学生ですが、今年のJOCの事業は全て中止ということが発表になりました
最近コロナ感染者がまた増え始め、爆発的感染の兆候が伺える現状
抜本的な対策がなされてない現状では、JOCも含め県レベルの大会ですら見直しされることも
多いのかもしれません

常々言っておりますが、学校体育・部活への依存が激しいバレーボール競技は
協会が率先して新しいモデルを作らないと、競技レベルの低下は免れないことになると
危惧しております
代表が強くならないのは、底辺の問題が大いに関係していると個人的には思っております

静岡県高等学校バレーボール競技大会について

静岡県の高校総体予選の中止に伴っての代替大会が開催されることが
高体連バレーボール専門部のHPにて発表されております 

競技によっては、こういった代替大会すら行うことができない現状にも関わらず
普段であるなら、大多数の3年生は引退している時期に大会を開催しようとしてくださる
関係者の努力に敬意を表したいと思います

もちろん色々な考えがあることは承知しております
すでに、この大会を前に競技としてのバレーから引退してしまった子供達もいると聞きますが
それも一つの決断として尊重されるべきかと思います
しかし、プレーヤーとして、マネージャーとしてなどの区切りを
大会を戦う中で、付けたいと願う子供達が燃焼できる舞台が用意されたことは
バレーに携わるものにとっては、とてもありがたいことかと思います

さて中学生においては、代替大会については地区レベルでの開催になると聞いております
部活動が再開されたとて、すでにモチベーションをなくしてしまった生徒も多数いると存じます
すでに、すっぱりと部活から身を引いて勉強に専念したいという保護者・子供達の意向も反映されるよう願いますが
何らかの区切りを大会等に参加することで付けたいと考える子供達が一人でもいるのなら
しっかりと燃焼できるような舞台が、それぞれの子供達に少しでも用意されることを切に願います