「バレーボール」カテゴリーアーカイブ

こちらも久々

前の記事では高校界の出来事を書きましたが、中学でも久しくなかったことが起きました
県大会においてベスト4に西部のチームが進出しなかったのは、なんと平成15年の総体まで遡ります
また今回はベスト8に入ったのは西部1位の西遠のみ
ここだけを見ると今年の西部のレベルは低い?となるのですが、もちろん一昨年から西遠は除いて、
それほど西部のレベルは高くないよという話は現場の先生方からも聞いていたのですが、西部のレベルが
他より低いわけではないと思います
というのも、今回西部8チームのうち、初戦突破は5チーム
8には到達しませんでしたが、力を持ったチームはたくさんあるというのは言えると思います
いずれにしても、西遠を始めとして西部チームの巻き返しがあるのか、今度の県大会もまた注目です

異例だった平成29年(静岡県高校女子)

静岡の女子高校バレーにおいて平成29年はいままでにない事が起こった1年になりました
何が異例だったかというと
新人戦(1月)優勝 西遠 準優勝 三島南
総体(6月)優勝 駿河総合 準優勝 沼津商業
春高(11月)優勝 富士見 準優勝 島田商業

御存じの通り、決勝進出チームが全て異なるという結果
この3大大会、決勝進出チームが全て同じということは今まで何度もあったと思いますが
こういう結果になったことは、多分ないのではないでしょうか(調べてないので断言はできませんが)

ただ春高バレーの時期が2年生の冬から3年生の秋に移った時から新人戦の結果と最後の春高の勝者チームが
違うものになるということは、必然であるという気がします
というのも、以前は優勝チーム以外は6月の頭に新チームになり、最初の県大会は11月中旬
新チーム結成から5カ月以上経過しての県大会が幕開けで、その後半年少しで最後の大会を迎えておりました
最後の大会である総体は1年生加入から2カ月と、よほどの素材ではない限り同じメンバーで5カ月間戦うことになります

しかし、今は11月中旬には優勝チーム以外が新チームになり(総体で引退するチームも多いですが)
そこから2カ月後にはすぐに新人戦を迎えてしまいます
そしてそこから9カ月以上経過して最後の大会を迎えます
その間には新入生が加入し、春高の頃にはすでにチームの主力になる子も多くいると思われますし
逆に春高前に引退する3年生もいたりと、チームの中での選手の入れ替わりも多くなります
静岡県で言えば富士見高校が春高に限ると5連覇なのですが、毎年春高メンバーを見ると、全学年から入っているのが目につきます
1~2年時代はまったく公式戦に出ていない子でも、3年になって活躍している子もいれば
1年生の時から主力として活躍している子もいて、とてもチームのマネージメントが上手だなぁと
こういう視点で高校バレーを見ると、違った面も見えてきますので、保護者の方々も参考にしていただければと

さて、静岡の話題でしたが、それとまったく正反対なのが東京
東京といえば成徳がいて八王子実践、文京、共栄という4強が幅を利かせております
3大大会に限るとこの4チーム以外が入ったのは平成26年のインターハイまで遡らないといけません
東京でももちろん静岡と同じように大会のスケジュールは変わっておりますが
この4校は中学校からほぼ同じメンバーで戦っているため(成徳は北沢中学校)
代が変わったからといって大幅な戦力の変更は起こらない
毎年有望な選手がコンスタントに入ってくる状況だからこその話なのですが

東海中学生新人バレーボール大会

3月24日は名古屋市の守山SCで東海大会の1日目を見に行ってきました
今回は男女4会場に分けての開催なのですが、会場については素晴らしいの一言
やっぱり県大会を勝ち抜いて出られる大会なのですから、中学校などで行うのではなく立派な会場で行っていただきたいと
(来年は静岡開催ですが、予定だと中学校を使うようです・・・)

今回は公共交通機関を使用したのですが、アクセスも素晴らしい
大曽根駅からゆとりーとというバスが会場まで直通
高架にある専用レーンを走るモノレールのバス版といったもので、珍しいものに乗せていただきました

大会の感想につきましては走り書きで
この東海大会を見るのは2度目だったので、例年と比較というわけには行きませんがレベル的には普通だったでしょうか
凄く上手いとかこんなチームでも出れるの?というような事はありません
そんな中優勝した大井川ですが、攻守のレベルが高いですが、完成されているというチームではないので更なる上昇が望めると思います
静岡県は今回出場を逃した西遠という強いチームもいますので、夏の中心になるのは間違いなくこの2チームになると思いました

岐阜県4チームが今回上位トーナメントへ進出しました
しかも順位の関係で偶然にも、同一ブロックにはまってしまうという
多分本音としては他県のチームとやりたいと思った事でしょうけど(笑)
私は守山にいた2チームを見ましたが、チームとしての約束事が徹底されているというイメージを持ちました
それほど身体能力に恵まれているという感じは受けませんでしたが、鍛えられたいいチームだなと

面白いと思ったのが上位には行けませんでしたが、愛知県の古知野中学校
高さもあり、また攻撃力という点では守山にいたチームでもトップクラスの力があると感じました
夏に向けての成長が期待されますね
また愛知には昨年全国に出場した東陽中もいますので、その巻き返しも興味の一つです


審判レベルですが、静岡よりはいい意味で厳しいと感じました
レフリングがある程度しっかりしているとゲームも見応えがあります

部活動問題を考えてみる

タイトルは偉そうなことを書いていますが、私からはちょっと違った視点で考えてみたいと思います
そもそも、自分が中学生時代なぜ部活動に入ったかというと、全員加入だったからという理由でした
もし、部活動が強制加入でなかったら、自分は部活動というものに入ってなかった可能性が高いです
まず当時は上下関係というものが大変厳しく、先輩達から理不尽ないじめにあうのは日常茶飯事でしたし

もちろん自分はバレー部に入りましたが、身長も大きくないですし、もの凄くバレーが好きだったりやりたかった
というわけではありませんし、嫌な先輩や同級生がいないとかそういった消去法で入ったような気がします
当時はテレビゲームが出始めた頃で、正直家でゲームやりたいなぁといつも思っておりました

先生方のボランティアに依存して成り立っている部活動から強制加入という文言を外せば
入らない子達がたくさんいるのではないかと
また部活というと大会に出て競い合うという性質があるものですが、そうではなくて緩くいろいろな
競技や文化的活動をするという同好会的なもの(もちろん休日や勤務時間後の活動はしない)を部活の代わりに
するという選択もこれからは運営する学校側も多くなるのではないかと思います

で、こうなって実際一番困るのは誰かというと競技団体なんですよね
部活ではない→加盟費が集まらない
競技人口が減る→技術的レベルが下がる
現場では熱心に部活動をやろうとする先生方への締め付けが強くなってきています
間違いなく部活だけで今の競技水準を維持するのは困難になるはずです
外部指導者云々など自治体で色々動いているところもありますが、真っ先に動かなければならないのは競技団体だと思うのですが

チャレンジ制度に思う

全日本の男子、弱すぎる
というより、相手が強すぎるのか

ただ、全日本の底辺でもある中学生の全国大会のプレーなどを見ていると
全日本の男子に期待するのは酷のような気がします
基本的なパスとかレシーブの個々のレベルは間違いなく下がっています
そしてバレーはなんといっても高さが命なんですから、高身長の子達の育成を一中学校やクラブチームに
依存しているようでは、この先男子バレーが復権するのはかなり望みが薄いと思われます

自分も育成に携わる端くれの身ではありますが、この子は将来有望だからサイドでレシーブをさせて欲しいとか
言われたとしても、自分のチームをまず優先させます
協会のゴタゴタもいつになっても終わりませんし、協会はやる気があるんでしょうかね

さて、話がそれましたがチャレンジ制度についてですが
1セットに2回は多すぎだと感じております
そして、インアウトの判断については、ボールが大きすぎるためコートとの接点がインだったのかアウトだったのか
高速で飛んでくるボールを瞬時に判断するのは肉眼ではほぼ不可能であると思われます
そのため、インアウトの微妙な判定は国際試合などではテニスの4大大会などで用いられているシステムを使うべきであると
(技術的には可能であると思われます)

それを用いる前提でチャレンジ制度ですが、私的には回数無制限にすべきだと
ただし、チャレンジとは文字通り審判の判定に対しての挑戦なんですから、判定が正しい場合は
それなりの代償を支払うべきだと
失敗した側は、失点に加えてさらに-1点(もしくは相手にさらに1点加点)する
これにより、チャレンジする方にも覚悟が求められますし、結果的にチャレンジの回数は減るのではないかと

と、書いてみましたが絶対実現しないと思われます(笑)